太陽光発電所ネットワーク
・場所  水戸市民会館
・日時  08・8.30 13~16時
・出席者 石塚、御代田、浅野、小西、大塚、塚原、鯉渕、前川

(1) はじめに
・今回初めて参加の石塚様、御代田様の自己紹介あり。
・御代田さん;太陽光発電が出始めた初期のころに設置。高価な製品を熱心に比較調査した。現在地元日立市の「百年塾」に参加し石塚さんと共に活動している。
・石塚さん ;18年前、NEFに派遣されて企業のPV研究開発のバック
 アップの仕事、NEDでは計画本部、調査、普及広報などで10年間勤めた。現在地元日立市の百年塾で「生き生き百年塾市民教授(自然エネルギー)」の他、多数の太陽光エネルギーの団体に所属して活動している。 
  
(2)報告事項
・総会議案を中心に一部印象的概要を報告。

(3)石塚氏提案
・世話人会として石塚提案をOKとする。すなわち
・日立百年塾のイベントにPV-Greenのグリーン電力、1000kwhの販売依頼を申し込む。
・販売手続きは、事務局と連絡を取り合う。大塚が仲立ちを行う。

(4)PV-Greenの状況
事前に大塚より資料をメール提出した。
・PV-Green規模;07年度までの、設備認定量、電力量認証、証書販売量のデーター及び07年度販売先実績。資料別紙
・最近のPV-Green状況を説明した。
・8月末、「PV-Green2005年度 第1期、第2期ファーム」交付対象者に振込みを完了した。
・30万、40万kwhと大口販売などの明るい話題もあり。
・しかし手数を要する証書取り扱い事務、営業活動、計量器問題など事業を取り巻く環境は依然厳しいものがある。
・日本自然エネルギー環境株式会社(認証電力取り扱い)に占めるPV-Greenのシェアは1%である。
・今回始めて交付を受けてPV-Green事業への信頼、評価が以前の注目的関心から前向き評価に変わったとの意見あり。

(5)今後の活動
・茨城地域交流会として08年度活動計画を提出した。
・今年度5万円の活動費を受けた。従来同様なやり方には予算的に制約がある。
・(費用節約の観点からも)自治体、各種団体との協力、協働活動を掲げた。
・各々、自身の地域で活動に参加したり、今後参加計画の考えのある人は、本世話人会に持ち寄って報告し情報交換したい。
・次回の会は議題の一つとしたい。その他アイデアを話し合うことする。

(6)その他
・1月1日から9日まで「第23回、国民文化祭・いばらき2008」が開催される。開会式に「グリーン電力」を使用する宣言が知事よりされている。
・われわれも将来関与するために、詳細情報を問い合わせて見る。
・世話人会などの情報をもっとはがきやメールで会員に提供出来ないかの意見あり。
費用、手間、個人情報の事前了承など問題もある。
・ボランティア保険契約。石塚氏加入(今後メンバーとする)
・次回会合日:10月25日(土)13時~16時。同場所
以上

PR
講演1 「PV-Rescue(太陽光発電所故障発見隊)の活動と最新の動向」
        加藤 和彦(産業技術総合研究所太陽光発電所センター)                  
(1)太陽光発電システムの基本的説明
・システムの仕組み、
・システムを構成する機器
・住宅用PVシステムの要件;kwhの最大値が重要
・kwhの経済性=kwの経済性+年間発電量+寿命
(2)太陽エネルギーが電力に変わるまでの説明
・セル・モジュール・ストリング・アレイ
  それぞれ I-Vカーブを描く(I;電流、 V;電圧)
・アレイはモジュールの直並列接続;並列接続は電流の足し算、直列接続は電圧の足し算。
・日陰の影響、ストリングが複数に分散して設置していると発電性能は複雑。
・MPPT機能;パワーコンディショナーは最大出力点(I×V)を探して動作させる。
(3)年乖離度の経時変化
・徐々に低下の例
・急激に低下している例
(4)PV-Rescue活動
・PVシステムの健全な発展にシステム性能検査技術が不可欠
・次のデーター計測を実施する
・①アレイのストリングパターンの調査
②アレイの被陰状況と表面温度に関する画点の定点測定
③ストリング毎の電流―電圧の測定
④PVシステム動作点の詳細連続計測
(5)不具合調査事例
・コネクターのはずれ
・パワーコンディショナーの直流地絡による停止頻発(特に雨天時)


講演2 「太陽光発電システムの性能維持について」 
  外谷 富二男(NPO法人ワーカーズエコテック副理事長)  
(1)太陽光発電システムはメンテナンスフリーか
・設置から13年を経過してみて多くのトラブル事例が判って来た。
実際現場は過酷な環境条件故、何が起こるかわからないのが現状。
(2)種々のトラブルの例
・太陽光モジュールに関して
①汚れの発生
   設置後3年以内であれば洗剤で落ちる。
   5年以上経過したものは、ほとんどが洗剤では汚れが落ちず、コンパウンドのようなものが必要。
  ②清掃に専門の業者で2~3万円を要す。 
EVAの剥がれ
   ホットスポットにより半田(融点250度)の流れを生じて半田リボン(線)が乱れた状態になるもの。         ③空気の進入
   気泡が生じて半田リボンにずれを生じた状態になる。 
半田リボンの焼け
・パワーコンディショナーに関して
  ①焼損、落雷による漏電ブレーカー遮断
②小動物進入(蛇、トカゲ?)によるショートで焼損
・その他
  ①(接続箱などの)配管部材の経年変化。破損により雨水の浸入
②インシュロック(配線の止め具)の経年変化による固定配線の乱れ。
材料に樹脂類を使用しない。
③積算電力計
計量法で10年間の使用が限度である。
売電用は持ち主(PV所有者)が負担。
60A以下:1.1万円、60Aを超える:1.6万円。
(3)システムの品質維持には
・3年に一度程度のメンテナンスが必要。
・2~2・5万円位。
・10年保障との関係によって異なる。
(4)PV性能に関する基本事項
・JIS規格
セル表面温度;25度C、・エアマス;1.5、・日照;1000w/M2の条件での発電量を示す。
・設置容量の70~80%出力していればシステムは正常と判断してよい。
最大の発電性能を発揮し、耐久性を重視した設置条件
・システムをパワーコンの最大値に近ずける。
・パワーコンへの入力電圧を高くする。
・方位は真南、傾斜角は30~35度
・ホットスポット要因(陰)を除去する。
(5)基本事項
・発電の温度特性
結晶系シリコンの場合、温度が1度C上昇すると出力は0.4~0.5%低下する。
・エアマス値
赤道直下;1、宇宙(真空);0、日本のエアマス値;1.5(年間何日もない)
陽光発電設備の理解を深めるため、9月30日(土)、独立行政法人産業技術総合研究所(つくば市)に於いて会員約30人により標記フォーラムを開催した。

まず最初は、同研究所太陽光発電研究センター加藤和彦氏によるPV-Rescue(太陽光発電所故障発見隊)の活動と最新の動向について発表いただいた。ユーザが必要としているのはkWhの経済性であり、そのためには「耐用年数の延伸」等が必要であるが、この課題の解決の糸口としてシステム性能検査技術の確立するためPV-Rescue活動の取り組みを開始し、実地調査を行ってコネクタ外れを発見した例などの紹介があった。

次にワーカーズコープ・エコテック外谷富二雄氏から太陽光発電システムの性能維持について発表いただいた。長年の運用を行った太陽光パネルには看過できない変化が生じてきている例として、EVA剥がれ、半田ボール等について紹介があった。

3番目に、茨城地域交流会世話人小西健司から、発電量経年変化の確認などについて発表した。

最後に茨城地域交流会代表前川淳治から挨拶を行って閉会した。

20061001ibarakforum.jpg

(茨城地域交流会世話人大塚寿生)